2016年6月21日火曜日

チプカシ MTP-1239DJ-2AJF を買って、自分自身を見つめてみる。

チプカシ。。。。。。何のことか判りますか?
答えは「チープカシオ(CASIO)」の略語。 って言われても判らない人も多いかと思います。
CASIOの安い(チープ)な腕時計シリーズを総称して「チプカシ」と言います。

最近「シンプルなアナログ腕時計」が気になっていました。特に仕事用に欲しいな。。。と。
今現在は仕事用にG-SHOCK DW-5600E をしていました。通称スピードモデル。G-SHOCKの一番基本となる代表モデルです。 自分自身がこの腕時計好きなので。 そう、腕時計の着用基準は「自分基準」

自分の仕事はデスクワークが中心で、少人数の零細企業なので「他人からの評価、注意」が希薄な環境。 でも、時折接客(商談)もあるし、最近は組合の会合などがあり「他人からの目」を少し気にした方が良いかな。。。。。。という心境(環境)の変化が出てきたのです。

そこで、様々なメーカー、価格帯、スタイル、材質、機能。。。。。。あれこれ調べて、取り敢えず買ってみようと決心したのが「チプカシ MTP-1239DJ-2AJF」でした。



ビックカメラの店頭で購入。消費税込みで2,030円。 20,000円ではありません。約2,000円。

「チプカシ」の愛称の通り、本当にチープ。。。。。
高級品には高級品の、格安品には格安品の理由があります。

材質

ステンレス製らしいです。研磨した筋(ライン)が見えます。高級腕時計はチタンなどを使用して、このような研磨ラインなどは絶対にありません。
防風ガラスは「無機ガラス」と表示されています。高級腕時計等は「無反射コーティングサファイアガラス」などよく表記されています。恐らくは無機ガラスは傷が付きやすいし、光を反射して見えづらいのでしょう。。。。
このチプカシ「ライト(照明)や、蓄光(夜光)針」は無しなので、暗いところでは全く時間を確認出来ません。

とまぁ。。。。いくつかマイナス点を上げましたが、個人的にはこの時計大変気に入っています。
その理由は
「極限までシンプルだから」


スタイルも腕時計の基本中の基本な、飽きの来ないスタイル。
機能も「時間を確認出来れば良い」という機能のみ。
宝飾的、装飾品的側面を一切排除した故の低価格。

付加価値として、文字盤のブルーがとても綺麗だと個人的に感じています。↓



明るさが変化すると、盤面のブルーの表情も変化します。

「シンプルなアナログ腕時計」を調べて、このチプカシを購入し、手にしてみる」この全ての行程で「俺という人間」を見つめることとなりました。

何の為に腕時計を買う?
時計の究極の存在意義
時計の究極の存在意義は「時間を表示、確認すること」。
でも、この存在意義は現代社会ではかなり希薄となっている。都心では駅やお店などで簡単に時間確認できる。そして、スマホで時間を確認出来る。 それを理由に腕時計を必要としていない人も現代では増えている。


宝飾品(資産)としての存在意義
お金持ちの方ならば「宝飾品(資産)」としての存在意義がある。これはあくまで富豪やセレブと言われる世界の人々の価値観で有り、お金が余っているからこそ何百万~何千万もする価格で買える。


ステータスとしての存在意義
富豪やセレブとまでは金銭的に余裕があるわけではないが、仕事や立場から周囲の人間に対して「自分はこういう腕時計を所有している」とステータスをアピールする為の存在意義もあると思う。身分証明や、社会的(業務的)信用を得る側面も。


ファッションとしての存在意義
その日の気分や洋服、出かける場所に合わせて、時計を身につける。右腕に何もつけないよりも、時計を付けることによって、お洒落度が上がることがあると思う。ファッションとしての時計を考えた場合、価格や年齢性別はあまり関係なくなる。


趣味(コレクション)としての存在意義
時計メーカー、有名な時計モデルの歴史やメカニック、製作工程などに魅了されてコレクションする存在意義もあるだろう。 この場合、宝飾品やステータスとしての意味合いも含む場合もあるし、所有をしなくても見ているだけで心が動くケースもある。


自己表現、自己満足の為の存在意義
自分自身が心動かされたり、楽しい気分になったりする時計。それは自分中心の価値観であり、他人の目や評価は一切関係ないのかな。。。。。そういう時計を「他人に自慢して褒められたい」と思う場合は「ステータスとしての存在意義」に変化をするのだろう。 なので、この場合はブランドや価格は関係ないのだと思う。

こんなところでしょうか?
そこで「俺は何の為に腕時計を欲しがっているのか?どうしてこの時計を選んだのか?」を各項目10点満点で考えてみたのです。

時計として      7 腕時計はほぼ毎日着用。結構実用として利用している。
宝飾として      0 金持ちではない。時計に5万円以上お金は出せない。
ステータスとして   2 見栄は張らない。必要ない。でも、接客時に清潔さは外したくない。
ファッションとして  8 仕事(スーツ)に合う時計を必要としていた。なのでシンプルなデザイン。
趣味として      1 自分は一人。沢山所有することを良しとは思わない。
自己表現として   9 この要素が強いかな。自分自身が「コレ良い♪」と思って所有している。

今回の腕時計は「仕事用がメインなので、お客様に清潔さと、シンプルなイメージを与える」雰囲気があれば良しなのと、「身の丈以上の背伸びをして、金持ちに見せてビジネスチャンスを得る」という狙いではないのだ。
ただ、時計とは「見る人が見れば、価値(価格)が判る」ものなので、「チプカシか・・・・貧相な時計をしているな」と『馬鹿にされる』ことは全く構わないのだが、商談に悪い影響が出てしまうリスクがあるのはちょっと不本意ではある。
それとは逆に判らない人にとってみれば、この時計は2,000円には見えないと思う。CASIOの技術力は凄いなと思うのです。




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煩悩と無心

腕時計ひとつで「その人のキャラクターや思考」が判るのだと思う。

腕時計を調べるのにネットを見ていると
「○○シリーズは20代の時計。」や「上司より高級な時計は駄目(失礼)」だとか「この時計にこの服は似合わない」等々。。。。一般的な常識から現代の流行としての常識など様々で、「じゃあ、どんな腕時計がいいんだよ!」なんて迷う人もいると思う。

自分も今回「組合の会合」で人目を多少気にして、今回のチプカシを購入。(2,000円だけどw)

でも、「基本は自分」に定めないと駄目だと思った。
高級時計はそれだけで、とてつもない存在感を発揮する。たまたま今の自分にはお金が無いけれど、仮に100万円の腕時計を買えたとしても。。。。。。。どうイメージしても100万円の時計と自分のパワーバランスが釣り合わないのだ。(当然 時計>自分)

人目を基本にしてしまうと、正解が無い。必ず賛否両論であるのだから。


金銭的余裕はない。だからと言って身だしなみは無頓着では駄目だと思う。そのあたりのバランスをとって「お金が無いなりにも清潔感ある爽やかなイメージ」を作る努力はしたいなぁと思うのです。

もう一本シンプルなアナログ腕時計があるといいなと考えているのだが、今度は10,000~30,000円の価格帯でとは考えています。(機械式 セイコー5等)

まさに煩悩と無心のせめぎ合いであり、バランスを取ることでもある。

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